物忘れ外来について

 

もの忘れ外来を行っています.

 

自分で最近物忘れが強くなって来たのではないかと心配になってきた.

家族から見て物忘れが普通よりも強いのではないかと心配になってきた.

今までできた,仕事ができなくなってきた.

毎日,同じ献立しか作らなくなってきた.

同じことを繰り返し聞いたり,言ったりする.

テレビや新聞などに興味がなくなり,大きな事件も覚えていない.

旅行に行って,迷ってしまった.ホテルに泊まって自分の部屋が分からなくなった.

 

このような症状があったならば,クリニックを受診してください.

 

外来を受診していただいたときには,受診していただいた本人と,家族の方に十分に話を聞かせていただきます.その後に,簡単なことを覚えることができるか,計算ができるか,図形がかけるかなどを調べます.その後に,頭部CTという頭の状態を調べる検査で,脳の萎縮がないかどうか,脳梗塞がないかどうか,脳腫瘍がないかどうかなどを調べます.

もの忘れの原因として多いアルツハイマー病では,頭部CTでは異常がないこともあります.

患者さんの症状や検査を総合して,もの忘れが,単に心配しすぎの症状なのか,年をとったために起きた正常のことなのか,気持ちの落ち込みによりもの忘れが生じているのか,全身の病気によるもの忘れなのか,脳梗塞などによるものなのか,あるいはアルツハイマー病などの病気によるものかを診断します.

 もの忘れの中でも,治療可能なものは,原因に応じて治療を行っていきます.アルツハイマー病は,現時点では根本的に治してしまうことはできないので,症状を改善する薬を服用していただくことになります.この薬により,かなり症状が改善する方もいます.興奮や,幻覚,妄想などの症状が強いときは,それを抑える薬を服用することもあります.

 もの忘れの場合,大切なのは,それがどのようなものであるか,また 原因は何であるかをきちんと知っておく必要があります.それによって不安をなくしたり,今後の生活をどのようにしていったらよいのかを知ったり,生活上の注意点などについて知識を得たりできます.

 もの忘れの原因をなるべく早く調べ,正しく,早期に対処することが必要です.気軽に受診してください.

 

はじめまして